6月1日から3日まで、車で下北半島と秋田県鹿角市を回ってきました。自宅を午前9時前に出発、東北道と八戸道、国道338号を経由して、ようやく恐山にたどり着いた時は午後2時30分になっていました。やはり下北半島は本州の北の果て。あらためて中央から隔絶された地であると実感しました。

下北半島の東海岸を北上する国道338号を走っていると、六ヵ所村の日本原燃•核燃料サイクル施設、東通村の東通原発(東北電力•東京電力)が現れてきます。さらに電源開発の大間原発も建設中です。人影も疎らな地域に道路が整備され、立派なPR施設が並んでいるのを見ると、金の力で過疎地に不都合な施設を押し付けている現状に、あらためてやりきれない思いになります。

久しぶりに訪れた恐山は本堂や宿坊が建て直されていて、なんとなく違和感を感じました。硫黄の吹き出る地獄や宇曽利湖の風景に変わりはないのですが、霊地としての神秘さが失われつつあるようです。一応、シャッターは押しましたが、残念ながら以前の写真を超えるものは撮れませんでした。

2日目は早朝にホテルを出て、下北半島の西海岸、佐井村の仏ヶ浦を目指しました。むつ市から1時間30分、まさに秘境という言葉がピッタリの場所です。駐車場から高低差100メートルの階段を下って、到着した海岸には白い凝灰岩の巨大な岩が林立していました。

一般の観光客は離れた港から観光船で訪れ、短時間で帰っていきます。真夏のような太陽に照らされながら、3時間ほど撮影に熱中しました。いにしえから信仰の対象として近在の人が訪れていた場所ですが、小舟や徒歩でよくたどり着いたものだと感心しました。仏ヶ浦は写真展の1点として使えそうな手応えを感じました。

最終日は一般道で秋田県の鹿角市まで出て、大湯環状列石(ストーンサークル)を撮りましたが、期待はずれの結果に終わりました。